「暗がりに光を…」ネパール産カルサイト
いつも石ブログをお読みくださりありがとうございます。慧胡です。今日は2025年1月中旬に、ネパールからやってきたばかりのカルサイトについて綴っていきます。
カルサイト(方解石)の結晶構造はCaCO3、クォーツ(水晶)の結晶構造はSiO2、鉱物はこの結晶構造と基本的なエネルギーがリンクしています。また、土地の影響を受けて成長するので、同じ結晶構造を持っていても、色味や形や雰囲気に違いが生じ、リーディングにもその差異が生じます。
Nepal Dhaulagiri zone(ネパール ダウラギリ地方)Malika(マリカ)という村で、新産出されたカルサイトに触れて、このカルサイトの美しいエネルギーを皆さまのお手元にお届けしたいと思いました。ヒマラヤの標高の高い山々を眺めるマリカという村で産出されたそうです。
オプティカルカルサイトと呼ばれる透明度を持つものから、表面が溶けた表情のフロストタイプ、ヘマタイトが付着したもの、母岩の足跡を伴うものなど、様々な表情を見ることができます。加工されることなく自然のままやってきてくれたのは幸いで、とてもパワフルなエネルギーを放っています。
この度入荷のカルサイトを、主に2つのタイプでみていきます。
オプティカル
カルサイトの中で、特に透明度が高く光の透過性があり、光の複屈折が見えるものです。天然で平行四辺形、角や線がシャープです。成長線のような模様が見えるものもあります。エネルギーレベルでは、光による浄化に優れています。クォーツの浄化とは少し異なるところを浄化します。大変微細なレベルでの違いですが、光がより強く働きます。ブレスレットや石を置くことで浄化ができます。ご自身やご家族の日々のメンテナンスとしての浄化にも最適です。大きさのあるものほど空間にも働きかけ、浄化のスピードも速いです。
フロスト
地熱などの影響により表面が溶けているので、角や線のシャープさが滑らかになっています。オプティカルのような透明度はないのですが、光に透かしてみると明らかに中は透明であることがわかります。手に持ち滑らかな角や線はとてもありがたいです。フロストを通した内部の虹の美しさも格別です。エネルギーレベルでは、内なる光を磨いていく時をサポートし、内なる浄化のエネルギーと自己治癒力を高めます。 外のエネルギーに影響されやすい方にはおすすめです。
そして、その他には、オプティカルと溶解が混合したダイナミックな結晶や、ヘマタイトなどの鉄分が付着しているものもあります。オプティカルでもフロストでも、母岩のあった面が残っているものもあり、この部分から成長が始まっていることが想像できるのは、原石ならではの魅力です。
カルサイトのモース硬は3です。クォーツが7ですので、クォーツの倍近くの脆さがある鉱物です。 このカルサイトの結晶構造から発せられる光は、クォーツとはまた違う角度の光です。
それでは、更に深くエネルギーレベルをみていきます。
「暗がりに光を・・・」
人は真実に触れることは怖いものです。ですが、石と関わると自分自身の真実に向き合うことを余儀なくされます。それがどの程度の深みであるかは人それぞれですが。
「光と闇」という対極の差異を埋めていく作業を、わたしたちは静やかに行っていくフェーズに入っています。埋めていくという言葉が適切なのか、超えていくとも表現できるかもしれません。これが光でこれが闇だという認識さえも、一人ひとりの中では単に全体性という視点を、この地上に於いて想い出していくことを行っているに過ぎず、一人ひとりがその分量の個性を保持しています。一人ひとりの違いは、個性という宝です。
これまで、あまりにも闇が当たり前だったからこそ、いま光の分量を多く感じることが必要な場合があります。バランスという言葉が伝わりやすいかもしれませんが、そのバランスも一人ひとりに違いがあります。自分に集中していると、いま何が必要で、何が大切なのかがわかります。
「暗がりに光を・・・」
ネパールからやってきたカルサイトは、あなたのエネルギーは、あなたが面倒をみていくことが大切であると伝えてくれました。暗がりに光を灯すことも、他の誰でもなくあなた自身が自分に与え、選択し、行動をしていくことなのです。
オンラインショップ用にこのカルサイトの撮影をしながら、拡散する光を撮影しながら捉えていました。こちらはその一枚です。まるでカルサイトの中に見えるプリズムが、石の中を超えて空間に広がっているようでした。
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